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【書評】東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?ブックレビュー

東大生の家庭での接し方

『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』

富永雄輔/ 文藝社

「東大生」

とは、言わずと知れた日本最高峰の大学に通う生徒のこと。

この言葉自体が一種のブランドのように感じられる今日この頃ですが

その東大生を育てた親は家庭で何をしているのか?というのは

親として気になるところです。

著者の富永雄輔氏は

京都大学を卒業後、東京にて進学塾を設立し「入塾テストがない」にもかかわらず毎年約8割りの塾生を難関校に合格させているという実績をつくり、塾経営を通してたくさんの親子とかかわるうちに、難関校に進学する親子には傾向や共通点があることを見つけました。

本書『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』では、今からでも取り入れられる家庭での取り組みや声掛けの方法が実例とともにわかりやすく解説されています。

『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』の書評ポイント3つ

『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』を読み終わっての率直な感想は、とても読みやすい本だということです。

読みやすさの理由として、著者が塾を通じてかかわった親子の様子と結果を長年観察した上での観点なので説得力があり、すぐに取り入れられる方法ばかりだったからです。

本書の声掛けの例はとても実用的で、背伸びすることなく普段の生活に取り入れられるアイデアばかり。

今回の記事では、そのたくさんのアイデアの中から3つのポイントにしぼって解説したいと思います。

その3つのポイントは以下の3点です

  1. 成績アップには伸びしろが大事!?伸びしろのつくり方
  2. 褒めるのは大事。でも、伸ばすためには褒めるだけでは足りないんです
  3. 勝つためには負けるのも大切。その理由とは?適切な対応方法は?

それではひとつひとつ詳しく見てみましょう。

ポイント① 成績アップには伸びしろが大事!?伸びしろのつくり方

これから成長する子供は、常にいっぱいいっぱいではなく

伸びしろがある子供だといいます。

筆者の営む塾は入塾テストがないことで知られており、様々な学力レベルやバックグラウンドの子供が集まってきます。


その子供達を見ていると、指導するにあたり

  • 能力を伸ばしやすい子
  • 結果が出やすい子

がいることがわかりました。

この「伸ばしやすい子」というのが

伸びしろがある子ということなのです。

成績を伸ばしやすい子=伸びしろがある子

著者いわく、その伸びしろは遺伝的な要素や経済的な差、学習からつくられるものではなく、

子供の「基礎的な力を育てよう」という親御さんの考え方や姿勢から形成されるもので、

その考え方が大きく影響してくるのが

家庭での習慣です。

本書では伸びしろが作られる家庭での環境や習慣について
全編を通して解説されていきます。

多くのポイントが紹介されているのですが、その中でも重要なのは

次にご説明する「褒める」です。

ポイント② 褒めるのは大事。でも、伸ばすためには褒めるだけでは足りないんです

「褒めるのは大事」

とはよく聞きますよね。今や子供をお持ちの親御さんであれば、褒めることの重要さはお分かりかと思います。

しかし、褒めるだけでは足りないと筆者は言います。

子供の学力を伸ばすために必要なポイントは

褒めることで100%満足させない

ということです。

ここで、このポイントにそった実際の声かけでとても参考になるものがあったのでご紹介します。

例)

テストで前回より5点アップして85点がとれたよ!

子供がテストで頑張って点数が80⇒85点にあがりました。その頑張りを褒める時どのように声かけするでしょうか?

よくがんばったね!

これでももちろん良いのですが

よく頑張ったわね。さあ、これで90点を目指す準備ができたじゃない!

このように褒めた親御さんが実際にいらっしゃったそうです。

ここでのポイントは、よく頑張ったねと褒めるのと同時に、現状で100%満足することがないようさらなる目標をさりげなく提示してあげるということです。

伸びる子供には共通してハングリー精神があるそうです。大きく伸びる子供は自分に自信がありながらも現状に満足することなく努力を続けます。

100%の満足ではなく、常に60~70%の満足でさらなるレベルアップを目指せる状態が良いでしょう。

ポイント③ 勝つためには負けるのも大切。その理由とは?適切な対応方法は?

進学塾の場合、かならず「勝負」がついてきます。

塾の最終目標は志望校に合格すること。その大勝負の前に成熟度テストや模擬テストで最後の勝負に向けて小さな勝負を繰り返していきます。

強くなるためには「勝負に勝つ」ということが大事だと通常は思いますが、(もちろん勝つことは大切なのですが)負けることも成長のためには必要だと筆者は言います。

負けをくやしがるのは良い兆候であり

ここで大切なのは、負けがポジティブなイメージになるよう導いてあげること。負けたっていい、悔しいけれど負けをしっかりと受け止め、次の勝負ではどうやったら勝てるかを考えるよう伝える。そして勝つことができたとき、結果が自信になるのです。

こういった勝ち負けにこだわるお子さんがいる一方、負けても気にしない子もいます。一見穏やかで好印象ではありますが、「伸ばす」ことを考えるのであれば注意が必要です。

事実、東大生は無類の勝負好きで負けず嫌いな人が多いそう。

どんな小さなことでも勝ち負けにこだわる東大生は、勝った時の達成感や満足感を知っているからかもしれません。

勝負を経験し、負けることでさえ大きな成長へつなげるために、家庭でできることがあります。

それは日常に「勝負の空気をつくること」です。

勝負は楽しく簡単なことで大丈夫

例えば

  • 誰が一番早く片付けができるか!?
  • 駅までどちらがはやく到着するか!?
  • 家族でカードゲームをする

など、日常でできることから楽しくたくさん勝負をして経験を積んでいきましょう。

家庭の日常のなかで楽しい勝負をたくさんして経験値をあげ、負けがポジティブなイメージになるような雰囲気をつくろう。

まとめ:『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』は読みやすく取り入れやすいヒントが満載

『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』で紹介されていた、伸びる子供の共通の習慣から3つにしぼってご紹介しました。

本書では、他にも

  • 伸びる子供の良いお風呂習慣
  • 伸びる読書の方法、本の選び方
  • テレビや漫画との接し方
  • 「勉強を100%理解させない」大切さ
  • 短所の伸ばし方

など、具体的な方法が数多く載っています。

受験の準備を始めている方、受験はまだまだだけど将来を見据えて知っておきたい方など、東大受験に限らず子育てに良いヒントをあたえてくれる良書です。

家庭でできる習慣ということで、解説されている内容もわかりやすく読みやすいのも高ポイントです。

我が家も、7歳と3歳なのでまだ受験を考える歳ではありませんが、
マネしたい声かけや将来につながるマインドセットを学んだので、すぐにでもとりいれようと思っています。

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