絵本 and 本

【大人向け】癒される絵本のおすすめ5選|人はなぜ絵本に癒されるのか

癒される絵本

最近疲れているな。ほっと癒されたい。

そんな時に癒してくれる素敵な絵本5冊をご紹介します。

絵本というと子供向けだったり、面白い、楽しい気分にさせてくれるものと思う方がいるかもしれませんが

今回おすすめする絵本は、子供だけでなく大人も楽しむことができます。

変化の激しい日常に心が疲れた時、ほっとさせてくれる絵本があれば

いつでも癒しの空間に入れます。

この記事は絵本の世界に浸って癒されたいという方にぴったりの内容となっています。「癒しポイント」も載せてありますので、本を選ぶ参考にしてみてください。

そして「なぜ人は絵本に癒されるのか」という研究についてもご紹介しています。

絵本が癒しにつながるのはなぜか?心理学的な視点で解説されておりますので、ぜひご覧ください。 

癒される絵本のおすすめ5選とおすすめのポイント

言葉が少なめで、疲れた時でも気軽に見れる

目にも美しい絵本5冊を厳選しました。 

あさになったのでまどをあけますよ / 荒井良二

絵本のあらすじ

 様々な場所での「あさになったのでまどをあける」瞬間を描いた絵本。 

のんびりした山間の朝、忙しい都会の朝、花に囲まれた楽園の朝、開放的なビーチの朝、いつもの部屋で迎える朝。

同じ朝という場面でも場所が変わるとこんなに雰囲気が違うのかと気づかされます。 

癒しポイント

 タイトルの通り、朝に読むのがぴったりな、

癒しとリフレッシュにおすすめな絵本

この絵本の癒しポイントは、圧倒的な絵の魅力。カラフルな配色で見ているだけで元気がでてきます。

ぼーっと眺めているとすっと絵の中に入り込めるような感覚になり、自分がこの景色の一部になったような気持ちになります。

どこか懐かしいけど新鮮で、その場所の匂いや空気まで伝わってくるような臨場感。

自分のお気に入りの風景を探したり、その日の気分で別世界の朝を楽しんだりと色んな楽しみ方ができる絵本です。

「あさになったのでまどをあけますよ」で素敵な朝をむかえませんか。

ルリユールおじさん / いせ ひでこ

絵本のあらすじ

 大切な図鑑がバラバラになってしまい、途方にくれた主人公の女の子が

「ルリユール=本造りの職人」

を訪れるよう勧められたことから、女の子とルリユールの素敵な物語が始まります。

パリの裏路地にひっそりと構えるルリユールの工房。

本をなおす過程が丁寧に描かれ、その合間に交わされる少女とルリユールとの会話から思い起こされた、”ルリユールおじさん”の人生の物語や人生観を覗くことができます。

新しく生まれ変わった少女の本、その表紙にはルリユールおじさんの想いが込められていました。

それを見た少女は何を思ったのか。

バラバラになった本を通して出会った少女とルリユールおじさんの心温まる物語です。

癒しポイント

パリは多くの方の憧れの場所ではないでしょうか。

「ルリユールおじさん」の舞台であるパリの裏路地という

おしゃれで、少し謎めいた響きに読む前からワクワクします。

この絵本の最大の特徴は、全体を通して使われている「ネイビー」の色。

どのページを見ても必ずその色が目にはいってくるのですが、絶妙なバランスで描かれているので不自然な感じがしないし、しつこい印象もまったくない。

むしろ統一感が心地いいんです。

こんな街を歩いてみたい。そしてパリの裏路地にある本の工房におじゃましてみたい。

そんな気持ちがくすぐられます。

この記事を読んでくださっている方は、おそらく絵本や本が好きなのではないかと思うのですが、

本が作られていくパリの職人の手仕事を見るだけで心が躍ります。

「ルリユールおじさん」は、読んだ後にほっこり温かく前向きな気持ちにさせてくれる絵本です。

雨、あめ / ピーター・スピアー

絵本のあらすじ

文字がない絵だけの絵本です。

雨が降ってきたことに気づいた二人の姉弟。レインコートを着て長靴はいて傘をさして、雨の中で遊び始めます。

雨が降るだけで、いつも見てきた風景が一変します。水たまりに入ったり、雨粒でキラキラした葉っぱを見たり…雨を存分に楽しむふたり。

そのうち次第に雨が強くなり、家に走り帰った姉弟はお母さんに温かく迎えられます。雨にぬれた体を温め、ゆったりした夜を過ごす家族。そして、夜通し強い雨が降った後、雨が上がった庭には うっとりするほど綺麗な月の光が注ぎます。

そして夜明け。カーテンを開ける姉弟の目の前には、雨上がりで輝く庭がひろがっていました。

癒しポイント

子供って雨が大好きですよね。この絵本には「雨のなかこんなことしてみたい!」という子供の夢がつまっています。

ひとつひとつのコマに細かく描かれているディテールがリアルで、実体験と重ねて見ることができます。濡れたらどうしようなんて考えないで雨の中で遊べたら絶対楽しいですよね。

そして、ずぶ濡れになった姉弟が帰ったお家が凄く心地良さそうなんです。湯気がたつ温かいお風呂に入って、温かい飲み物とおやつでひとやすみ。家族で夜ご飯を食べて大雨の中ベッドにはいる。大雨をみつめるふたりの姿から、少しの不安とドキドキする感じが伝わってきます。

そして、雨が上がった後の庭や、朝カーテンを開ける二人の姿が…本当にドラマチックで、キラキラと輝く庭に心が洗われます。

「雨、あめ」は子供の頃のノスタルジーにひたり美しい絵に癒される絵本です。

絵本「せかいのひとびと」で感じる【人と違う素晴らしさ】人と違うはおかしくない!

「雨、あめ」と同じ著者 ピーター・スピアーの絵本「せかいのひとびと」についてのレビューです

よあけ / ユリー・シュルヴィッツ

絵本のあらすじ

湖畔で目覚めたおじいさんとまごが身支度をし、

湖にボートで漕ぎ出す。そこに「よあけ」が訪れる。

癒しポイント

とてもシンプルな絵本です。

表現をできる限りそぎ落としたシンプルさに「禅」のようなものさえ感じます。

静と動で言うならば、確実に静の絵本。読み終わった後には不思議な落ち着きが心にひろがります。

絵だけでなく言葉も本当に魅力的なんです。ひとつひとつがシンプルで、ほとんどのページでワンシーンにワンフレーズで構成されています。また、使われている言葉が秀逸で、思わず声に出して読みたくなるくらい美しい言葉なんです。

このシンプルさが心の落ち着きに作用しているのではないでしょうか。

そして、シンプルな静の場面が「よあけ」によって一気に変わります。

この絵本は、じっくりと時間をかけて絵本の世界観に浸るのがおすすめです。美しい言葉を実際声に出して読むことで視覚だけでなく聴覚でも楽しむことが出来ます。 

「よあけ」は読了後に、不思議な静けさと心の落ち着きを与えてくれる絵本です。

ほしにむすばれて / 谷川俊太郎 文  えびなみつる 絵

絵本のあらすじ

谷川俊太郎さんの素敵な詩ではじまる絵本

星が大好きなおじいちゃん。子供の頃から星が好きで望遠鏡をつくり星を見るように。

おじいちゃんに影響されて星が好きになったおかあさん。そして、ぼく。  

「ほしにむすばれた」三代の目を通した夜空と星と月が丁寧に描かれています。 

癒しポイント

 ふと見上げた夜空に星を見つけたり、

毎日姿を変える月を眺める時間があればきっと心が豊かになるでしょう。

でも、毎日夜空を見上げるのは難しかったり、そもそも星が見えない場所にいるかもしれません。

そんな時は、この絵本をひらいて星と月と宇宙に思いをはせることが出来ます。

ゆったりした夜、絵本をひらくだけでプラネタリウムにいるような気分にもなれます。

「ほしにむすばれて」で夜空を散歩してみませんか。

「絵本ナビ」のサイトでは1000万人が利用している国内最大級の絵本情報サイト

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購入前に内容を確認したい方におすすめです。

1000万人の絵本ためしよみサイト|絵本ナビ 

可愛い絵本のキャラクターグッズや絵本ナビ限定の絵本グッズも充実していますのでプレゼントにも最適です。

癒しポイントからどこが癒しにつながるのかと言うことがおわかりいただけたかと思いますが、それでは、なぜ絵本が癒しに繋がるのか?

その理由について心理学的に解説いたします。

絵本に癒される心理学的な理由を解説

picture book

人はなぜ絵本に癒されるのでしょうか。 

立命館大学(応用人間科学研究所)の教授、増田梨花氏によると、

心理学的に見ても癒しの力というものが絵本にはあり、

絵本はその親しみやすさから読む人に幼い頃の記憶を甦らせ、温かな気持ちを思い起こさせる。

立命館大学/応用人間科学研究科 教授 増田梨花氏
参照: 心を癒す「絵本と音楽の力」

 このように述べています。

 絵本を読むことで幼いころの自分と照らしあわせてみたり、絵本の世界観に入り込むことで現実から少し離れ、癒されたりリフレッシュできるのかもしれません。

まとめ

ストレスが多い日々、きれいな絵や言葉で彩られた絵本の世界に入り、癒されリラックスする時間はとても貴重です。  

ひとたび開くだけで日常から切り離され別世界へ連れて行ってくれる絵本。 

素敵な音楽を聴きながら 

夜の静けさのなか 

ゆったりソファーに座りながら 

朝元気をだすために… 

どんなタイミングでも、

ひとたび絵本を手に取れば絵本の世界を楽しむことができ、心を豊かにしてくれます。 

今回ご紹介した絵本はどれも違った魅力があります。 

日常のちょっとした時間をスペシャルに癒してくれる絵本が見つかりますように。 

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