ワンダーボックスは本当にいいの?どんな教材なんだろう。実際に使っている人の感想を聞いて参考にしたい。
今日はこちらの疑問についてお答えします。
こんにちは、yuriです。
私は働きながら8歳と4歳を育てているママです。昨年、娘が小学1年生になり、忙しい毎日ではありますが「それでも子供に学びの機会を与えたい」と思い、たくさんの教材をリサーチしてきました。
そんな折に始まったのがコロナ自粛。外出が制限され、学校も休校になりストレスがたまる毎日。そんな八方ふさがりな状況で出会ったのが「ワンダーボックス」でした。
ワンダーボックスに対しての最初の印象は
「アプリや教材で楽しみながら学べる最先端の教材」です。
遊びながら学べる気軽さはコロナのストレスを減らしてくれそうだなと思ったのを覚えています。
しかし、今まで見たことがない新しいタイプの教材ですので
「娘にあうかな…」と心配な気持ちもありましたね。
それでも「あわなければ解約はすぐにできるから、始めてみよう!」と思い申し込みをしました。
その結果……「大満足!」
ただ、それと同時に誰にでもあう万能な教材ではないと思っています。
(どの教材もそれは同じですが…)
どんな教材でも人によってあう/あわないや、メリット/デメリットが必ずあります。
そこで今回の記事では
- ワンダーボックスの基本情報
- メリット/ デメリット
- 現在8歳の娘が実際に取り組みを継続した感想
「実際使ってみてわかった正直なレビュー」をお伝えしますので入会を検討する際の参考にしていただけたら幸いです。
それでは詳しく見ていきましょう。
ワンダーボックスの基本情報【ワンダーボックスはSTEAM教育を遊びながら学べる通信教材】

ワンダーボックスとはどんな教材なのでしょうか?
まずは内容についてご紹介します。
※こちらは公式の動画です。キットやアプリを使っている様子が見られます。

ワンダーボックスの概要
ワンダーボックスはSTEAM教育分野の通信教材で、月ごとの教材は3つのカテゴリで構成されています。
- 専用アプリ
- ワークブック
- キット
毎月ワークブックとキットが届き、アプリも新しいものに更新されます。
【アプリ】

【ワークブック&キット】

キットやアプリは別々に取り組むこともできますが、キットとアプリを連動させてユニークな体験をすることができます。
「現実にあるものとアプリを組み合わせる」なんてまさに次世代に必須な考え方ですね。
これからは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)の分野も確実に伸びますので、子供のころから現実にあるものとアプリの組み合わせを体験できるのは本当に貴重です。
教材費
※教材費はまとめて申し込みしたほうが月額受講料がお得になります。
※まだ継続するかわからない場合でも途中で解約した場合は残りの期間の受講料は返金されますので、長期での申し込みがお得になっています(最短受講期間は2ヶ月)
教材費 | すべて税込み |
12ヶ月一括の場合の月額 | 3,700円/月 |
6ヶ月一括の場合の月額 | 4,000円/月 |
月々払い | 4,200円/月 |
きょうだいの追加(一人追加ごとに) | 1,850円/月 |
解約について
解約は入会後の会員ページ「契約情報」にある「ご契約プラン」のページの一番下に案内があります。
※解約は最終利用月の10日までにすると翌月1日まで利用可能です。
推奨環境
※スマートフォンでの利用は可能です
※一部(ずっこけ美術館やたいせん!ボードゲームなど)タブレットのほうがより楽しめるものもありますが、スマートフォンでの利用も可能です
【アプリの動作環境】
iPad/iPhone端末:[OS] iOS 11.0以上、[メモリ/RAM] 2GB以上
Android端末:[OS] Android 5.0以上、[メモリ/RAM] 2GB以上
Amazon端末:[メモリ/RAM] 2GB以上
※お申込み前に必ず下の公式サイトにて再度ご確認をお願いします。
ワンダーボックス
ワンダーボックスの内容を詳しく解説
ここからはワンダーボックスの疑似体験としてキットが自宅に届いてからの様子をお伝えします!
ワンダーボックスが届いたよ♪

ワンダーボックスが届きました!
翌月の教材が月末に届くのですが、ネコポスなのでポストに投函されています。(受け取らなくて良いのが意外と便利です)
開けると

キットが入っています。
アプリの鍵となるクイズ
キットが収納されているボックスの表紙裏にはクイズがのっていて、その答えがアプリ上の新しいボックスをあけるパスワードになっています。



クイズが解けたらアプリ上で届いている新しいボックスを開いて、キットで解いた答えを入力すると鍵があくと「NEW」と書かれた新しいゲームが出てきます!

今回はどんなゲームが出てくるんだろう!とわくわくしながらアプリの鍵を開ける瞬間は本当に楽しい!
鍵を開けるとボックスから光がふきでて新しいゲームが登場するのですが、そういう演出もわくわくを加速させてくれます。
毎回のテーマがキットに反映されている
今回のメインテーマは「折り紙」
最近、折り紙を折れない子供が増えてきているそうですが、折り紙は日本が世界に誇れる芸術であり、学習教材にもなります。
折り紙は手先を動かすことで頭に良い刺激を与え、
折り紙は算数・数学教育において教材として深い意味をもっている
引用元:教材としての折り紙のもつ教育的価値について/
信州大学教育学部
と言われています。
キットには「ペーパーラボ」という冊子が入っていて中には折り紙の作品例と折り方が載っており、アプリと組み合わせて楽しむ方法も紹介されています。




小学校2年生の娘にはちょうど良い難しさの折り紙だったようです。ただ「クエスト」という折り紙を使って問題を解くページがあり(※写真4枚目)クエストは苦戦しているようでした。
ワンダーボックスには楽しい「しかけ」がいっぱい
ワンダーボックスには、子供の好奇心を刺激してもっとやりたい!楽しい!と思えるしかけがたくさん詰まっています。
作品をつくることができる
ワンダーボックスではSTEAM教育の「A=ART」も重視しています。アプリ上で絵を描いたり、自分がアプリで描いたものが動くという体験もでき「デジタルアート」の領域につながります。




現在はSTEAM教育と言いますが、もともとは「STEM教育」と呼ばれていました。そこに未来への発展のためにはARTも重要であるという考えが生まれ、現在ではSTEAM教育と呼ばれています。
詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
自分の作品を発表する場所がある



キットで作った作品もアプリ上で発表することができます。「おるをきわめる」という折り紙の特集の回では、アプリ上に「ペーパーラボ」が出現し、アプリをあけると、参加した子供達の作品がいっぱい!
自分の作品をオンラインで見るという特別感を味わえますし、他のお友達を見ることで刺激を受けます。
オンラインでお友達と対戦できる
ワンダーボックスでは、ボードゲームの対戦イベントがオンラインで定期的にひらかれます。決められた日時に対戦場が設けられるのでオンラインで対戦に参加しお友達とボードゲームで戦うことができます。

イベントに参加するのもモチベーションのキープに役立っていますし、小さなことで成功や失敗、トライアル&エラーを経験できるのはとても貴重です。小さな勝負で勝ったり負けたりを体験できるのは、幼児期にとても大切です。小さなことですが本人はとても真剣。
まずは小さな挑戦で失敗や成功を繰り返すことで、挑戦へのハードルが低くなり失敗をおそれずトライしていけるようになります。
<我が家の場合>
娘は今まで2回参加して、最初の回は何度か負けてしまったので早々にやめてしまったのですが、2回目には勝つことができてガッツポーズで「よしっ!」と喜んでいました。
アプリをやりすぎない工夫
学校から帰って宿題を終わらせたらまずやるのがワンダーボックスです。楽しいからお休みの日も毎日やっています。
親としては、夢中になるのはいいけどアプリをやりすぎるのは困るな…と思いますが、
ワンダーボックスは時間制限を設けられます。初期設定では「1日最長30分・10分使ったら1分休み」となっていますが、制限を解除するなど変更も可能です。
初期設定で「10分使ったら1分休み」となっているのですが、お休みの時間も楽しくなるよう考えられています。



このように、休憩中でもリフレッシュしながら考える機会をつくってくれています(左下の数字は休憩時間のカウントダウンです)
保護者・子供ともにアフターフォローが充実
ワンダーボックスには子供をひきつけるポイントがたくさんあります。
まずは「お手紙交換」



「ハテニャンのパズルノート」にある問題を作成し、写真に撮って送るとハテニャンからお手紙が届くのですが、ハテニャンからの手紙にも「学びのヒント」がこめられています。
他にも子供が大好きな機能がたくさん!




ハテニャンからのメッセージや、自分の作品を投稿できたり、クイズの答えもユニークであるほどポイントが高かったりします。
ランキングも、子供たちの向上心を上げてくれる役割となっています。
保護者向けのサポートが充実
どれだけやったかを確認できる



アプリ上でどんなことをやっているのか、つきっきりで見るのは大変なので、進捗状況を見れるのはとても便利です。
上の写真は娘の実際の状況ですが、毎日やっているだけあって一番上のステータスのピンクになっている項目がほとんどですね。
なのに、ひとつだけ全くやっていないのがあるのが面白いです(笑)
親向けサポート



ワンダーボックスの「LINE@」に登録すると毎月サポート案内が届きます。
その月のコンテンツ更新スケジュールやキット・アプリの詳細、ワンダーボックスを使う上での保護者の質問や悩みの募集などがあり、アプリの使い方の動画も届きます。
自由度が高いので、質問ができたり取り組みの仕方についてのアフターフォローがあるのは安心です。
ワンダーボックスで期待される学習効果

ワンダーボックスの学習効果が気になりますが
ワンダーボックスを学校で取り入れたカンボジアでは、3ヶ月後のカンボジア国家学力テスト(算数)にて
以下の3項目にてポイントが向上し効果が見られたそうです。
- 偏差値にて平均 約6.9ポイント
- 国際的な学力調査TIMSSにて平均 約6.0ポイント
- IQテスト(田中B式)にて平均 約8.9ポイント
参照:知育アプリ「シンクシンク」で学力、IQが大きく向上。
カンボジア王国におけるJICA・慶應大学中室研究室との実証実験にて効果を確認。
ワンダーボックスは国語や算数といった教科教育を学ぶ教材ではありませんが、好奇心を育て「学ぶことが好き」になれば、他の教科に対しての意識も変わってきます。
考えるのは楽しい!間違ったっていいんだ!
ほかの方法を試せば何か道があるに違いない!
この繰り返しはこれからのAIやロボットとの共存の時代に必須の考え方で、ワンダーボックスでは遊びながら自然と学べるようになっています。
ワンダーボックスに対する専門家からの評価
ワンダーボックスは教育の専門家から見るとどんな評価なのでしょうか?
2名の専門家の声をご紹介します
教育の専門家の声
WONDERBOXを見た瞬間に、これは家庭教育を変えるだろうと確信しました。思考力と感性が問われる時代であり、STEAM教育の時代です。
が、家庭でやるのは簡単ではない。子どもが「遊び」として没頭するのに、どんどん頭がよくなる。WONDERBOXはそういう教材です。
花まる学習会代表 高濱正伸
今まで見たことがないような斬新なコンセプトで、度肝を抜かれましたね。問題ステップも敢えて誘導するぎないように設計されていて、「見えないものを見る」ことにも繋がる。ひとつひとつのコンテンツや問題が、丁寧に設計されていると感じました。こういうものに幼い頃から触れていたら、きっと考えることが大好きになるでしょう。
数学教師 井本陽久
参照:
ワンダーボックス
遊びながらクリエイティブな能力を鍛えられる教材だということがわかります。
実際、アプリゲームの内容を見ても算数で必要となる空間認識の問題になっていたりするので、遊んでいるようでも算数的な考え方を身に着けられるようになっていると思いました。
アプリのゲームは算数オリンピックの問題を作っている方が開発しているので信頼がおけますね。
ワンダーボックスのメリット/デメリット

メリット
WONDERBOX/ワンダーボックスのメリットはたくさんあるのですが、重要だと思っているメリットは以下の5点です。
- 楽しんで毎日取り組んでいる
- 試行錯誤する経験をたくさん出来ている
- 継続して試行錯誤すことが結果につながることを体感できる
- 失敗を経験できる
- 他の子供達の作品をみて刺激を受けられる
これらのポイントは大人になってからも必要なスキルです。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように
楽しい!好き!という気持ちは学ぶ上で一番と言っていいほど大切だと思います。
教材を購入したはいいものの、珍しくて最初は楽しそうにやっていたのに今では全く手をつけなくなったということもありますよね。
子供の楽しいという気持ちを長く持続させるというのは実はかなり難しいのかもしれません。
ワンダーボックスでは毎月届く新しいキットや好奇心をかけたてるアプリゲームなど(こちらも毎月新しく更新されます)子供をひきつける工夫がされているからこそ興味が続いているんだと思います。
好奇心や試行錯誤は教えて身に付くものではないので、自ら楽しい!もっとやりたい、失敗してもいいんだ、考えることは楽しいとワンダーボックスを通じて感じて欲しいです。
大人になってからも必要なスキルが学べる

ビジネス用語に「PDCA」という言葉がありますが、
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)
この頭文字をとってPCDAといいます。
ビジネスだけでなく勉強でもそうですが、より良くするためにはPCDAを考える必要があり、それをパズルやゲームで自然と学べるのがワンダーボックスです。
取り組みをしている子供はどう思っているの?
実際に教材を使っている娘にも感想を聞いてみました!
鍵の謎が解けてボックスがあくのが楽しい
「ずっこけ美術館」で自分の作品が「ピックアップ」に選ばれたのが嬉しかった
ちょっと意外でした!いつもやっているゲームをあげるのかと思いましたが、大人と子供では少し感覚が違うのかもしれませんね。
最近は読む本も謎解き系が好きなので、問題を解く楽しさを知ったのかも。
ワンダーボックスのメリットをあげてきましたが、デメリットもいくつか考えられます。
デメリット



実際に使ってみて感じた難しさ/デメリットがいくつかあります。
それは以下の2点です
- キットを使いこなせていない時がある
- 学習効果が見えづらい
キットを使いこなせない
キットは写真のように大きな紙や「シェイビー」という図形のパーツなど
手を動かしながら学べるものです。
脳の発達には手先を動かすのはとても良いので、アプリだけでなく具体物があるのはとても良いのですが、子供はやっぱりアプリのほうがやりやすいですし、実際やりたがります。
ワンダーボックスの親への手引きではすべてやらなくても良いとはなっています。それは、強制ではなく子供が自然と学んだりクリエイショするのを楽しんでほしいから。
とは言え、親としては教材を購入するからには全て使って欲しいですよね。
なので、我が家で工夫しているのは、
「他の子供たちの作品を一緒に見る」ということです。
毎回つきっきりでなくても良いので、少しの時間一緒に他の子供の作品を見て感想を言い合い、「作って投稿してみよう!」と誘うと本人のやる気が上がります。
お友達の作品をみるのはとても良い刺激になりますし、自分の作品が他の作品と並ぶことで自信にもつながります。
学習効果が見えづらい

先述の「ワンダーボックスの効果」にある通り、ワンダーボックスでの学習により偏差値やIQでのポイントの向上が見られ、学習効果は見込めるという研究結果があります。
ただ、国語や算数のように効果が目に見えてわかりやすいものではないので
月謝を払ってまでやる意味はあるの?と思うかもしれません。
未来への種まき

ひとつ重要なのは、これからの時代は私たち親の世代の常識とは
全く違うということです。
「目に見えてわかる学習効果」と言うものはつまり計算や漢字といった暗記科目が該当すると思います。
ただ、その分野はこれからはAIやロボットが担うようになります。
どれだけ計算が速く正確でも、コンピューターにはかないません。
どれだけ物知りでも、Googleで検索すればすぐに答えは出てきます。
将来的には仕事の半数以上をAIやロボットが行うとも言われています。

そんな時代に必要なスキルは
「目に見えない」のです。
親としては空気をつかむような感覚で歯がゆく思ったり、
遊んでいるだけで大丈夫なのかな?と不安に思うこともあるでしょう。
常識的な考えを変えるというのは難しいです。
しかし、ワンダーボックスが学習の目的としている
- 感じる:感性・興味・好奇心
- 考える:知性・思考力
- つくりだす:創造性・想像力・発想力
これらの項目はこれからの子供達が必要となるスキルです。
だからこそ世界中でSTEAM教育が取り入れられ、アメリカでは国家戦略として今後の人材育成のために学校にて教えられています。
世界的なムーブメントからすると日本は本当に遅れています。
まだまだSTEAM教育を知らない人もたくさんいます。
プログラミング教育を学校で学ぶようになるとは言え、今の小学校教育では限界があります。
今後どのように変わるかはまだ未知数ですが、幼児期の頭が柔らかく独創性にあふれる時期に楽しみながら学べるワンダーボックスは
貴重な学びとなり未来へつなげてくれるでしょう。
STEAM教育時代の新しい通信教育【WonderBox】
ワンダーボックスの評価・口コミのまとめ

実際ワンダーボックスを3ヶ月間使ってみた感想をお伝えしました。
なんとなく楽しそう…と気軽な気持ちで始めたワンダーボックスですが、
思いのほか良かったのでこれからも継続していきたいと思います。
公式ホームページでは実際キットやアプリを使っている動画が見られますし、提供されているアプリのパズルなどひとつひとつの詳しい説明もありますのでご覧になってみてください。
感性と思考力がぐんぐん伸びる【WonderBox】
WONDERBOX/ワンダーボックスが良い学びとなりますように!